秋オン 鳥海山移動

今年の秋オンは、以前から一度は登ってみたいと思っていた鳥海山に行ってきました。

山行についての詳細はヤマレコのほうに記しました。

鳥海山で太田胃散! 湯丿台口から新山へ (ヤマレコ)

 

9月14日朝10時、鳥海山湯丿台登山口に向けて出発。

登山口で前泊の予定なので、夜までに着けば良いということでのんびりと下道で。

途中、鳥海山4合目移動から帰られるにしたま123局と430MHzで連絡を取り合いながら、道の駅笹川流れでアイボール。

いろいろ楽しいお話しどうもありがとうございました。

 

20時40分頃、まもなく湯丿台口というところで29.30MHzにて平標山移動のJG0GJG局のCQが突然聞こえ、慌ててコール。

ちょうど駐車場に到着し、場所によっては信号強度が大きく変化するのでちょうどいい場所を探してしばしQSO。

距離にして271kmですが、まさかここから平標山とQSOできるとは大変驚きました。

それに気を良くして29.30MHzでCQを出すと、宮城県登米市のJP7APP局よりコールを頂き、RS55/51でQSO。

モービルホイップでこんなに楽しめるとは!釣り竿エンドフェッドANT持ってもうちょっと早くくれば良かったと後悔・・・。

また今度にしましょう。

 

つづいて、山岳移動前の車中泊時の恒例となっている(?)2m CWでのCQホレ。

しかし、しばらくCQホレ連呼しましたが、結局どなたからも呼ばれなかったのが残念です。

やはり時間が遅かったのでしょうか。

 

 

翌朝、5:30頃寒くて起床。

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着込んでも寒いので、たいへん心苦しいと思いつつもクルマのエンジンをかけてアイドリングでヒーターをON。

準備をして6:20登頂開始。

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10:20頃、外輪山の伏拝岳を通過。

普通ですとここまでなら3時間半くらいで行けるようですが、4時間かかってますので相変わらずペースが遅いです。

荷物も先日の富士山より多少軽いはずなんですが。

伏拝岳と行者岳の間くらいから見た新山。

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しばらく歩くと、信じられない光景が!

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一旦火口のほうまでかなり急な坂を下り、さらに岩を登らないと新山には行けないらしい!

しばらくぼう然とその場で立ち尽くしました。

ここまで苦労して登ってきて、また下るの?

そしてさらに急な岩登り?

スマホから、かろうじて繋がるネットで鳥海山の登山ルートを確認したりしましたが、どう考えてもそれしか選択肢がないようです。

 

意を決し、11:20頃外輪山から新山へ向かいます。

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一旦下りきって、そして新山への岩を登り、もうすぐ新山なのか?と思ったら・・・・・また下り!しかも狭い岩の間を通らなきゃならない!

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ここを通るとようやく頂上が見え、最後の岩登り。

頂上には何人かの登山客が写真撮りの順番待ち。

頂上までの中途半端な岩の途中で待たされるのはかなりの恐怖です。

ようやく順番が来て記念撮影。

 

ootaisan

鳥海山で太田胃散!

はい、すいません、これがやりたかったんです。

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撮影後、しばらくすると登山客が誰もいなくなり、そのチャンスにCBをとり出してCQ 11m・・・・・。応答無し。

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飛んでかない?

CBは諦め、特小L3でCQを出すも、やっぱり応答無し。

秋オンも3日目になるとみんなお休みに入っちゃうんでしょうか。

 

そして、もちろん山ランでカウントするためにもアマチュア無線でも運用。

今回も1200MHzです。

5エレとケーブルも持ってきたのですが、岩だらけで狭い頂上では設置することが厳しいため、結局今回もヘリカルのみで。

何度かCQを出すと長岡市のJA0KEK局よりコールあり。59/53でQSO。

やはりヘリカルだけでは厳しいようです。

移動用のもっと手軽に運用できてもうちょいゲインのあるアンテナを考えないと・・・。

とりあえずこれでなんとか山ランで鳥海山新山はカウントとなったのでQRT。

登山客もまた増えてきたので、新山から反対側にあるピークに移動し、再度CBでCQを出すも応答無し。

ダメだこりゃ・・・。

それにしても、切り立った断崖絶壁の岩場の頂上は怖いなんてもんじゃない。

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写真じゃなかなか怖さは伝わりませんが、ここで足を滑らせたらまず命はないでしょう。

そんな危険な新山山頂に、犬を抱えて登ってきている人が!!!

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中型のビーグル犬です。

ワンコは完全に怖がって怯えてました。

片手でワンコを抱えて登ってきたおっさん、片手しか使えない岩登りでもしバランスを崩したり足を滑らせたりしたらどうするつもりなんでしょう。

可愛い愛犬も連れてきたかったという気持ちもわからんでもないですが、犬にとっては命がけ。

見ていて可哀想でなりませんでした。

 

さて、新山から下山し、ようやくまた外輪山のほうに出て、最後の悪あがきとしてCBでCQ 11m。

ようやくコールがあったのはアキタAO899/7局。

すぐ麓の鉾立からの運用だったようで、M5/RS53のレポートを頂きました。

RJ-410なのでSメーターがないため正確な信号強度がわかりませんが、それでもかなり強く来ていたにも関わらず、RS53のレポートということで、どうもこのRJ-410、電波がイマイチ弱いようです。

あとでチェックする必要がありそうです。

つづいて、岩手県奥州市移動のイワテAA169/7局とQSO。

こちらもM5/RS53のレポートを頂きましたが、やはり結構強く来ていました。

下山予定時間を大幅に過ぎているので、これにてQRT。

坊主かと思われていたのが2局もQSOできれば十分です。

 

急いで下山して湯丿台口に着いたのが18:20。

あたりはかなり暗くなってしまいました。

 

さて、今回の移動ですが、まず新山へ行くことの情報集め不足でした。

外輪山の伏拝岳〜七高山あたりで運用するのであればかなり余裕を持って運用できたはずです。

しかし、どちらにしても山ラン的には貴重な1カウントとなりますので、次回は伏拝岳、行者岳、七高山、そして出来れば文殊岳の4座のカウントを目指したいと思います。