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10mFM Antenna

29MHz(28MHz)トップローディングヘリカルの製作

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前々からちょっと細くて短めのヘリカルが欲しいと思い作ってみました。

おなじみの銅箔テープを使ったものではなく、今回はUEW線を使ったトップローディング型です。

コネクター部は5D用のMP-5型を使い、ロッドはグラスファイバーの釣竿の中心よりちょっと先端寄りの部分を使いました。
ちなみにこの釣竿の下部の太い部分は以前HE-5型ヘリカルで使用してますので、一本で2〜3本くらいのヘリカルが作れるようです。

さて、今回の目標として。

  1. 半田付けはコネクターの芯線部分のみ。
  2. 長さは1m前後。長くても120〜130cmくらいまで。
  3. できるだけ太くなく、かつ強度的にも安心できるもの。

という目標を掲げました。
まず「1」については、できる限り半田付けによる抵抗を減らすためです。コネクターから銅線1本だけで巻いたヘリカルが理想です。
そして「2」については、今まで長いアンテナばかりで、最低でもDIAMONDのCR8900の130cmより短いものにしたい、だけど1m以下は飛びにちょっと不安なので1m以上という微妙な制約をつけてみました。
「3」については、できるだけ見た目がスマートであること。だけど細すぎると強度的に心配なので適度な太さで。

まずはコネクターとロッドの接続と固定。
ロッドの下から5cmくらいのところに穴を開け、そこにUEW線を通してコネクターの芯線部分に差し込み半田付けします。そしてコネクターの上部にグラスファイバーロッドを被せる形でエポキシ系接着剤で固定します。

一旦ここで丸一日置いてみたのですが、どうもやっぱり強風時の高速道路走行が心配になってきましたので、コネクター部とロッド部に13Φの塩ビ管を被せてエポキシ系接着剤で固定しました。

base

あまり綺麗じゃないですがこんな感じです。
穴を開けた部分が弱くなるので、本来ならもうちょっと下に穴を開けてそこを塩ビ管が覆うようにできればよかったのですが後の祭り。
まぁ、大丈夫でしょう。たぶん。

このまま数日放置して接着剤が固まるまで待ちます。

さて、接着剤が固まったところでいよいよ銅線を巻き始めます。

各ブログなどを見ると、巻く間隔やらパターンやら巻き数などが書かれていますが、細かいことは気にしないことにし、テキトーにやっちゃいましょう。

各サイトのトップローディング型のヘリカルの写真や、トラックに付いているヘリカル(笑)なんかを参考にすると、例えば下の巻き始めから1回転までを10cmとすると、次の回転までが5cm〜7cmくらい、そして次が2.5〜4cmくらい・・・みたいな感じで、次の巻幅は前の巻幅の1/2〜2/3くらいの間隔のように見えますのでそのように巻いてみました。そして間隔がなくなったあたりから密巻で巻いていきます。

なお、下の方は1回巻くごとにセロテープ等で固定し、密巻きに入る部分には薄めの両面テープをロッドに巻きました。そうすることによってUEW線がずれたり解けにくくなります。

IMG_0051

こんな感じになりました。
上部がちょっと白っぽく汚いのは両面テープですので残った部分は剥がします。

一応全長10mのUEW線を全部巻いてみました。
ここでひとまず車に取り付けてSWRを測ってみます。

19MHz付近で同調しました。
想定の範囲内です(笑)
短いよりはずっといいです。

はい、ちょっと切れば21MHzのヘリカルとしても使えそうですね。

しかし今回は10m用ですのでまだまだ調整は続きます。

巻いたローディング部を少しづつ解いていき、その都度SWRを計ります。
26MHzとか27MHzあたりにくるまで長めにカットしていっても大丈夫かと思いますが、それ以降は少しづつ慎重にカットします。

IMG_0048

だいぶ近づいてきました。
このあたりまできたら1cmとか5mmくらいづつカットし、29.50MHzあたりでSWRが一番低くなるようにします。
しかし、もしカットしすぎて30MHzとかでSWRが落ちてしまっても慌てない慌てない。
調整用のヒゲを出しましょう。
ローディング部をちょっと解いてまっすぐロッドに沿わせるか、軽くスペース巻したヒゲを作ればまた低い周波数に同調するはずです。

IMG_0049

私の場合は7cmくらい解いて軽くスペース巻したくらいのヒゲでバッチリでした。

さて、ここで一旦ローディング部までの部分を熱収縮チューブで被せます。
チューブを被せることによって同調点が下がりますので、ヒゲの部分だけを残しておけば同調点が納得いかなくてもまだ微調整が効きます。
また、ヒゲをスペース巻した場合は、残った部分に熱収縮チューブを被せるとまた若干同調点が下がりますので、そうなったらチューブをまた剥がしながら納得のいくSWRになるまでカット&トライです。

完成したものがこちら。

28MHz(29MHz)トップローディングヘリカル

熱収縮チューブは透明なものを被せました。
全長が110cmとなり、希望通りの長さのヘリカルとなりました。

クルマに付けてみました。

IMG_0058

今年は雪が多いです。

最終的なSWRはこちら。

IMG_0079

29.300MHz バッチリです。

IMG_0080

29.600MHz DXもいけそうです。

IMG_0081

下はこの辺までなので29MHz帯のバンド内はSWR1.5で収まることになりました。

結果についてはまた後日。

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■1996年対馬移動時のQSL

1983年6月開局。
29MHz FMと6m、そしてHFのCWを中心に活動中。
それと並行して市民ラジオ「ニイガタYM016」も運用中。