今年もCQ WW DX Contest CWはピコ14で参戦

毎年恒例となっておりますMIZUHO ピコ14 MX-14SでのCQ WW DX Contestでの参戦は、今年も無事終了しました。

アンテナは悩みに悩んで結局G5RV(ZS6BKW)を降ろし、バターナットを復活させました。

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2013年当時もバターナットでしたが、その年のWW DXでは最初MX-14Sでやっていたもののどうしても飛びの悪さに耐えきれず、結局FT-817NDの5Wにて参戦しました。
翌年となる昨年はG5RV(ZS6BKW)にしてオールMX-14Sでの参戦となりましたが、ずっと気になっていたのが「本当にButternutは飛ばないのか?」ということでした。

2013年に上げていたButternutは確か2度目に立てたもので、地上高3mくらいのところから給電し、ラジアルもその高さで張り、いわゆる「エレベーティッドラジアル」方式としました。文献によればこのほうが地上に直接差してラジアルも地面を這わせるより3dbほどアップすると説明があったからです。

しかし、どうも飛んでる感じがしない。
その前に立てていた地面直刺しラジアル這わせのほうが飛んでいた気がしてなりませんでした。
ただ一つ気になっていたのが、エレメントの汚れなどを落とさず、接続部にはナガラの導電グリスを塗りまくるという手抜き工事でした。

そして今回、全ての接続部はワイヤブラシできれいに磨き、給電部やラジアルの接続部となるO型端子もヤスリで磨いてメッキを剥がすという徹底した組立のため、調整完了まで3日ほど要しました。

さて、ここまで丁寧に組み立てたButternutですが、果たして飛びのほうがどうなのか!?

まずは簡単にCQ WW DX Contetの結果から。

70 QSOs 16 Zone 27 Entitiesでした。

ちなみに、昨年とそれ以前の結果は昨年のブログにまとめてあります。

WW DX CONTEST CW、今年もMX-14Sで参加

はい、昨年よりも落ちてます。
単純にG5RV(ZS6BKW)のほうがよかったとは言い切れませんが、コンディション的には朝の北米方面がいまひとつだった感じがあります。
例年ですとガツンと聞こえてくる局が少なく、パワーによる気合いで飛んできてる感じでした。
しかし、夕方のヨーロッパ方面は大オープンという感じで、DL局やG局ともなんとかQSOできました。
しかし、QRPでも比較的楽なスカンジナビア方面が思いの外苦労した気がします。
あと、昨年はアフリカのCR3A Madeira島と出来て1Day WACが完成しましたが、今年はアフリカはかすりもしませんでした。

今回で4回目となるMX-14SでのWW DX Contestオール参戦ですが、毎年思うのが、せっ、せめて・・・5W欲しい・・・。
やはり2.5倍の出力差は大きいです。
ナローフィルターが無いから聖徳太子状態でのワッチ。
10局コールして1局QRZ?が返ってくるかどうか。
それだけにどんなに近くの局であってもQSO出来た時の喜びは大きいものですが、やはり終わった後は疲れてぐったりです。

来年からは5W機で参戦しようかと思うのですが、また来年になると忘れちゃうんだろうなぁ・・・。