VCHアンテナを作ってみた(その1 材料編)

移動用アンテナとして評判の高いVCHアンテナを作ってみた。

同アンテナについてはCQ誌でも何度か取り上げられているが、最新の記事としては2008年5月号の特集がある。
ここでは改良型も紹介されておりとても参考になるが、VCHアンテナを初めて作るという人にはわかりづらいようだ。
なので、最初に紹介された2006年11月号「QRP通信」コーナー内で紹介された記事がいちばん分かりやすいだろう。

材料としては、500mlペットボトルは三ツ矢サイダーを使用。
コイル部は、CQ誌ではアルミ線を使用しているが、どうもアルミ線は強度的に不安なのと半田付けが出来ないと言うのがあるため銅の裸線を使用した。
もっともエレメントとなるワイヤーとの接合部分は圧着を使うのでほとんど問題ないし、そもそもアンテナ製作では導電率の関係でできるだけ半田を使わないのが理想なのだが。
そして釣り竿は4.5mのグラスロッド。
近所の釣具店には1,000円〜1,500円くらいで売っていたが、CQ誌や他の同アンテナ紹介サイトなどを見ると仕舞い長が40cmという長さになる「白滝」という渓流竿を勧めている。
確かに40cmになればザックの中に入れることができる。
しかしどうやって入手するか?
そこはインターネット。
検索したら出てきた出てきた。
しかもAmazonでも販売している。

2,200円と、近所の釣具やに比べると少々高いが、ザックに入れて手ぶらに出来るメリットは大きい。

あと、コイルを巻くのにCQ誌2006年11月号ではビーズタイを使用しているのに対し、2008年5月号では自在ブッシュを使用している。
この自在ブッシュはなかなか手に入りにくいようで、筆者の場合はビーズタイを使用した。
しかし、ビーズタイでは少々巻き辛いので、自在ブッシュが入手できればそっちの方がいいだろう。

なお、これもAmazonで探したら出てきた。

これも釣り竿と一緒に注文してもよいだろう。

あとは、1.5D2Vを2m、エレメントとグランド線として使うワイヤーは二線のACコードを使用した。二つに裂いて使ったので、エレメントに3.4m、グランド線に5.2m使うので6mもあればいいと思うが、念のためと思って15m買ってみた。これが後で大正解となるのである。

他にバランに使うトロイダルコア、陸軍端子2個、バナナ端子2個、バランを入れるケース、同軸を接続するジャック(筆者はBNCのジャックを使用)などがあればよい。

制作編に続く。