元祖TS Production – 露組出張所

QRPありCWあり市民ラジオあり…JR0GFM/ニイガタYM016の節操なきアマチハ無線&CB便り

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今年のバターナット冬越え

   

毎年悩むButternutの冬支度であるが、昨年はコイル部分を丸ごと木の箱で囲んだ。
結果は良好で雪によるコイルへのダメージは最小限にとどめられた。

今シーズンは大雪との噂がある。
一昨年だったか、大雪の年はButternutのコイルまで雪に埋まってしまうほどであった。

IMGP1029.jpg

↑これはその当時雪の中からコイル部分を掘り出した様子。

果たして木箱で大丈夫なのだろうか?
雪は意外に重いので下手すりゃ木箱を破壊しかねない。

そこでふと思った。雪で壊されるのはコイルの部分である。
変形して同調点が狂ったり、最悪は破損となってしまう。
だったらコイルそのものを取り外してしまえば?
いっそのことフルサイズのモノバンドバーチカルにしてしまえば?

Butternutの全長は7.9m、10MHzならちょっと縮めればOK。
7MHzだったら2mちょっとくらいアルミパイプを継ぎ足せばOK。
さてどうする?

結局オンエアする頻度の高い7MHzを選ぶことにした。
10MHz/14MHzに出れないのは惜しいが、どーしても出たければコン柱に上がっている10MHzの2EL HB9CVを修理するかDPでも作ろうか。

12φと10φと8φそれぞれ長さ2mのアルミパイプを買ってきて、いざButternut分解。
まずは各バンドのコイルやハイバンド用のスタブを全て外す。
ついでに各パイプの接続部を導電グリスを塗ってビスを増し締めしてメンテナンス。
下から2番目の28φのパイプ(取説で言うとBB4)には80m/40mのコイルを接続する関係で下のパイプとインシュレーターで絶縁されており、径としては下のパイプ(取説ではBA)と28φで同じなので取り外し、BAとその上のE4を直接接続。
トップの10φのエレメント(J4)とその下の13φのエレメント(I4)を外し、買ってきた12φのアルミパイプを下の16φのエレメント(H4)に挿す。径が違うので若干グラグラするが、H4には切り込みがあるのでビスとナットで締めつければ問題ない。
上側には切り込みを入れておく。
買ってきた10φのアルミパイプを上に差し込む。
ここは元々10mエレメント調整用として付いていたホースバンドみたいなやつを使い、ここで調整できるようにしておく。
最後に8φのアルミパイプを差し込んでビスとナットで締める。
調整は上記のホースバンドみたいなやつを緩めて10φのアルミパイプをスライドさせる。

結果は、SWR最低点が7.1MHz付近でほぼ1.1。下は6.85MHz付近でSWR1.5、上は7.3MHz付近でSWR1.5とかなり広帯域となった。
おそらく地中に何十本も埋めたラジアル線のおかげであろう。
ちなみに、10MHz、14MHzあたりもチューナーで落とせば出られなくも無いようだ。
7MHzの3倍波となる21MHzではSWRは落ちず、むしろ23MHz付近で落ちており、チューナー無しでも24.8MHzあたりでSWR1.5くらいとなり、このあたりも使えそう。

飛び、受けについては比較できるアンテナがないのでなんとも言えないが、少なからず短縮してあるButternutに比べれば効率は良いはずである。

IMGP1400.jpg

↑コイルのないシンプルなバターナット、いや、単なるモノバンドバーチカルアンテナ。

IMGP1402.jpg

↑給電部の様子。
このマッチング用のコイルも周りをコンクリートブロックで囲って雪対策を施した。

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