秋の一斉オンエアデイ@大毛無山

秋の一斉オンエアデイでは、旧新井スキー場の上、大毛無山(1429m)に移動した。
Webで調べるとどうやら登山道も整備されているようで、時間も1時間程で登れるとのこと。
翌日は仕事も控えているのであまり無理できず、このくらいがちょうどいいかということで移動地に決定。

旧新井スキー場の入り口から(道路崩落のため)立ち入り禁止の看板を横目にひたすら舗装道を登っていく。
一部確かに崩落した部分があり、せいいっぱい山側によけながら通過。
大型車では厳しいか?とか思ったが、帰りにランクルとすれ違ったので割と大丈夫なのか?

上越市(旧名立町)との境となる掘割峠から登山口があり、そこから登山道をひたすら登る。
熊除けも兼ねてVX-3にて81.8MHzのFM長野(飯山(斑尾)局)を聞きながら歩いていると、他の局もかぶっている様子。
よく聞くと81.9MHzエフエム石川珠洲局であった。
9エリア、特に能登方面との相性はかなりいいようである。
しばらく登ると81.3MHz J-WAVEが強力に入感してきたのでそちらを聞きながら山頂まで登る。
かなりゆっくりとしたペースで登ったので、1時間10分位かかっただろうか。

山頂に到着し、さっそく各チャンネルをワッチしてみると、聞こえるわ聞こえるわCBerたちの声が。
空きチャンネルを見つけてはCQを出したり、呼んでみたりしていると、体中に羽の生えた蟻のような虫がつき、半袖から出た腕や首筋などに噛みつきやがる!
刺すことはないからまだいいものの、おびただしい数のそれを払いながらのQSOなので全く集中できない。
弱い局を聞き取る時などは、いつもなら一回か二回で聞き取れるのが、もう何度もコールサインを繰り返してもらったりと、かなり迷惑をかけてしまった局もいた。
しかし、昼を過ぎた辺りからだんだん少なくなってきて、板橋ロールコールを最後に撤収し、おにぎりを食べようとした頃にはほとんどいなくなった。

今回、朝からダクトが発生していたようで、ニイガタKN405局の情報によれば145MHz帯にて青森県岩木山8合目移動局が上越市にて強力に入感していたり、ながおかHR420局が特小にて米山〜岩木山間405kmのQSOを成功させたりと、ちょっと異常なコンディションになっていたようで、そんな中、岩手県八幡平移動のイワテB73局とのQSOに成功した。
八幡平と妙高間のQSOは、忘れもしない1996年8月18日、八幡平移動のニイガタYS112局と妙高山山頂に移動した私とで416kmにも及ぶ大DX QSOに成功した経験がある。
その時はYS112局を迎撃するというよりも、「QSO出来たらすごいな」程度にしか考えていなかったため、本当にQSO出来た時にはお互い大興奮したものである。
しかし、今回は13年前の時とは違い、明らかに信号強度が上がっており、内容は100%了解できた。
距離も妙高山山頂より若干短く406km(カシミール調べ)となった。
13年ぶりの八幡平とのQSOで興奮したものの、B73局の電波は妙高をはるかに飛び越え、白馬岳やら能登半島までも飛んでいったようで、13年前の記録をあっさりと塗り替えられてしまった。
ダクトはVHF以下には関係ないと思っていたのだが、これは大いに影響があるということを認識させられた。

IMGP1332.jpg

以下、ログより。

 イシカワAS36/富山県駒ヶ岳
 イシカワ4137/石川県石動山
 グンマRB32/横手山
 グンマAA661/美ケ原
 イシカワQA34/富山県氷見市
 ナガノAA601/美ケ原
 イワテB73/岩手県八幡平1613m (距離406km)
 ミエAA469/石川県輪島市宝立山
 ナガノNA374/長野県川上村天狗山1832m
 サイタマAD966/小諸市高峰山付近
 ニイガタGP03/新潟県津南町グリーンピア津南
 トウキョウAB505/福島市吾妻小富士1707m (距離205km)
 スギナミAA530/同上
 ニイガタNK30/長岡市八方台
 サイタマMS118/山形県月山山頂 (距離240km)
 ナガオカHR420/米山山頂
 ニイガタOS19/新潟市阿賀野川河岸
 イタバシAB303/山形県遊佐町鳥海山 (距離288km)

 下山後、新井スキー場膳棚の上辺りにて。
 ニイガタYS112/上越市光ヶ原

  

CB

Posted by JR0GFM