富士山頂移動〜富士山頂から29MHzFMで100mWは飛ぶのか?

一昨年以来二度目の富士山頂移動です。

今回は29MHz FM QRPの名機であるZERO1000-29とロッドアンテナ(+ラジアル)で富士宮側からどこまで出来るか?という実験もちょこっとやってみたり、またいつものようにDJ-G7にて1200MHzを1W+ホイップアンテナ(RH999)でやってきました。

登山についての詳細はヤマレコのほうに書いてあります。

【山行記録】富士山~ゆっくりペースで日帰り~富士宮口より

山頂に到着後、まず行ったところが富士山頂郵便局の裏のほうにある広い場所。

富士山頂郵便局の裏のほうここなら登山客も少ないのでのんびりおにぎりでも食べながら運用できます。

富士山頂にてZERO1000-29しかし、CQ連呼するも応答無し。
すると強力な信号で千葉県市原市モービル半固定局の7K3AAS/1局のCQを受信。
29.28MHzに移ってコールするも相手局にはかなり厳しい様子。
こちらからは59を送り、頂いたレポートは31〜41とのこと。
辛うじてレポート交換と富士山頂から100mWにて運用していることを告げることに成功。
この場所は富士山頂と言えども、かなり火口に近い場所で、下界が見える端のほうからはだいぶ遠くなっているので厳しかったようです。
それでも距離としては120kmでした。

次に向かったのは三島岳。
富士宮口から剣ヶ峰に向かった途中の峰で、ここなら静岡方面がよさそうです。

三島岳からZERO1000-29ちなみに、話が前後しますがこの写真から最初に運用していた場所が見えています。

さて、ここでCQを出すと、富士市モービル半固定のJQ2HJR/2局(His59/My55)とJI2JIR/2局(His59/My59)と安定してQSO。
うん、まぁ、富士市ですから完全に見通しですね。
さらにCQ出してみましたが上記2局のみとなりました。

剣ヶ峰は・・・・・迷ったのですが、馬の背と呼ばれるあの急登を登り、さらに無線運用という時間もないと判断し、最後はいつでも下山できるように富士宮口からすぐの峰である駒ヶ岳よりオンエア。

富士山頂駒ヶ岳よりDJ-G7とZERO1000-29ちなみにここから見た最初に運用した場所がこちら。

こちらの駒ヶ岳は御殿場から神奈川〜千葉方面のロケーションが良さそうです。

10mFMでCQを出すも・・・・・空振り。

しかし今回まだDJ-G7の登場がないのでここで1200MHzでCQ CQ。

コールサイン HisRS MyRS 運用地
JH1SEF 59 59 平塚市
JG1UJY 59 59 富津市
JA1UOA 59 59 川崎市

以上3局となりました。
1200MHzは1Wとダイアモンドのハンディー用ホイップRH999で、長さが50cmほどあるため1200MHzでもそこそこゲインのあるアンテナです。
もうちょっと粘ればまだまだ遠くとのQSOが期待できたかもしれませんが、下山開始予定時間を大幅に過ぎていたためやむなくQRT。そして下山開始しました。

さて、今回は富士山頂から29MHz FMで100mWでロッドアンテナ+ラジアルでどこまでできるか?という無謀な挑戦でしたが、やはり広い富士山頂からは「山頂の向こう側には電波は飛ばない」ということを実感しました。

やり残したことはたくさんあるので、次回はできれば一泊して、ハンディー(AZ-11?)片手にお鉢巡り、そして今度こそは剣ヶ峰から運用!など出来たらと思ってます。