SV2018、台風から逃げるように岩木山移動
毎年、何らかの仕事が入る確率の高い7月の最終土日のSVですが、今年は何も予定なし!
そうとなればSVは思いっきり高山から運用だ!
とばかりに当初は長野県内の八ヶ岳あたりの山岳からの運用を予定しておりました。
しかし、よりによってこの7月28日(土)29日(日)には台風直撃。
来年もこんなふうに土日とも休みになるとは限らない。
台風の進路を見ると東海地方に上陸し、そのまま西に行くと言う前代未聞のコース。
多くのCBer達が落胆・・・・・。
だったら、台風とは逆の方向に移動すればいいんじゃね?
そう思って急遽予定変更。
目指すは「北の山」。
しかし、当初予定していた長野県内の山にも未練があり、金曜の段階の天気予報では晴れ予報。
とりあえず土曜日の朝の予報を確認して、それから決定しましょう・・・・・。
そして迎えた土曜の朝。やはり長野県の主な山岳は軒並み大荒れ。
それどころか北のほうの特に内陸の山もあまり芳しくない。
検討に検討を重ね、とりあえず北上することに決定。
第一希望は「岩木山」。ここなら予報もそれほど大荒れにならない様子。
しかし、いかんせん遠い。
次が男鹿半島寒風山。そして鳥海山。
準備をして出発したのが午前11時過ぎ。
夕方には鳥海山を見ながら酒田市を通過。
山頂、雲がかかってますねー。
「てんきとくらす」を確認すると、翌日は酒田市は晴れるものの山頂は強風で大荒れとの予報。
あきらめますか・・・・・。
21時頃、秋田市通過。
男鹿半島寒風山にも惹かれますが、Googleマップでの弘前市への到着予想は日付が変わる前に到着できそう。だったら岩木山に行ってしまえ〜!
23:50頃に弘前市の道の駅に到着してその日はそこで車中泊。
翌朝7時、いざ岩木山へ!
しかし山頂思いっきり雲がかかってます。
「てんきとくらす」によれば岩木山山頂の予報は「B」〜「C」、鳥海山ほど荒れてはいないものの、それでもけして良い予報ではありません。15時を過ぎれば「A」となるようですが。
津軽岩木スカイラインを登っていく途中で2mで北海道亀田郡の局のCQが聞こえ、思わずテンションアップ。
津軽海峡を越えて8と繋がるかも!?
岩木山8合目駐車場。
山頂はやはり雲の中。
実は山頂は上の写真のもっと左のほうだったのですがそれもわからないくらいガスってました。
一方こちらは同じ場所から北のほうの写真。
津軽半島から向こうに微かに見えるのは松前半島?
さて、8:45頃から登りのリフトが動きだしました。
時間と体力の節約のためにここはリフトを使わせていただきます。
10分ほどでリフト頂上駅到着。
覚悟を決めて山頂に向かいます。
40分ほどで山頂到着。
今回のラインナップはこんな感じ。
6台ですか。
はい、自分でも多いと思います・・・・・。
なお、このうちDJ-G7はバッテリー切れで結局使えず。
CB 8chはなぜかS3〜S5くらい振るノイズで使い物にならず。
しかし、Es発生も手伝って他の各chではCBerと思われる声が聞こえています。
空きchを見つけて、とりあえずCQ CQ…..
そこで呼んで下さった最初の局がトカチAA180局/8函館市横津岳。
いきなりの津軽海峡越えです。
見通しなので繋がるのは当然としても、やはり初めて来た私にとっては感動モノ。
普段電離層伝搬でしか繋がらないのがGWで簡単に繋がるわけですから。
トカチAA180局によれば、これから下山しようとしていたところにちょうど聞こえたので声をかけて下さったとのことでした。
絶妙なタイミング!ありがとうございました。
さて、続いてCQを出そうとすると、L03をワッチしていた特小からCQが!
ホッカイ29/函館市!M5/M5にてQSO!
なんと続けて特小10mWにて津軽海峡越えを果たしました!
テンション上がります!
その後またCBに戻り、アイチOT25/青森県上北郡横浜町と57/57にて。
その後しばらくCBでCQ連呼するものの空振りが続いたのでアマチュア無線の方へシフト。
一応SOTAノルマの4局QSO。
そんな中、29MHzFMにてJQ2QXF/7局のCQが聞こえ、「もしや?」と思ってコールすると、先ほどCBにてQSOいただいたアイチOT25局でした。
また、430ではJF7XRY/7局よりコールしていただき、やはりCBerであるとのことで、その後CBと特小にてQSO頂きました。
終盤、アキタSS229/南秋田郡局と41/51にてQSO。移動地が南秋田郡までわかったのですが、その後の町村名(山名?)までは海外局の被りで了解できず。
そしてトリにアオモリRD208/むつ市局とQSOして下山に向かいました。
CB
Callsign | His RS | My RS | Rmks(移動地等) |
トカチAA180/8 | 54 | 53 | 北海道函館市横津岳 (147km) |
アイチOT25/7 | 57 | 57 | 青森県上北郡横浜町 |
アオモリJA710/7 | 55 | 52 | 青森県五所川原市 |
アキタSS229/7 | 41 | 51 | 秋田県南秋田郡 |
アオモリRD208/7 | 41 | 41 | 青森県むつ市 (103km) |
特小
Callsign | His RS | My RS | Rmks(移動地等) |
ホッカイUK29/8 | M5 | M5 | 北海道函館市 (139km) |
アオモリJA710/7 | M5 | M5 | 青森県五所川原市 |
DCR
Callsign | His RS | My RS | Rmks(移動地等) |
はこだてRB38 | M5 | M5 | 北海道北斗市 |
イワテYD123/7 | M5 | M5 | 岩手県??高原 |
はこだてGT44 | M5 | M5 | 北海道函館市固定 |
29MHz
Callsign | His RS | My RS | Rmks |
JI7XIZ | 59 | 59 | 青森県青森市 |
JQ2QXF/7 | 59 | 59 | 青森県上北郡横浜町 |
JA7EPB | 59 | 59 | 青森県青森市 |
430MHz(C701 280mW送信)
Callsign | His RS | My RS | Rmks |
JM8GHL | 55 | 51 | 北海道函館市 |
JF7XRY/7 | 59 | 59 | 青森県五所川原市 |
山頂はずーっとガスっててほとんど周りは見えなかったのですが、一瞬だけ雲が切れました。
下山はリフトは使わず登山道をそのまま下ります。
コースタイムでは10分程度の違いなのでここは歩いて下りましょう。
下山道途中から見えた北西方面。
14:50無事8合目下山。
ふと振り返れば・・・・・。
最後の悪あがき、8合目展望台より。
さて今回、SVとは言え移動局が少なく感じたのはやはり台風の影響でしょうか。
2000mや3000m級の高山へ移動された局もいらっしゃらなかったようで、こればかりは仕方ありません。
今回、ちょっと無理して岩木山まで来てみましたが、個人的にはやはりCBの500mWや特小の10mWで北海道と繋がったことがヒットでしょうか。
また、登り時間が短いことをいいことに、ありとあらゆる無線機を担いできてみましたが、つくづく思ったのはやっぱりCBがいちばん面白いなと思ったことです。
アマチュア無線の5Wで飛んで当然だから感動がイマイチなのが、CB500mWや特小10mWとそれぞれ付属アンテナだけで交信した1局1局が感動です。
確かに、山岳でのアマチュア無線も面白いのですが、CBや特小にはアマチュア無線にない独特の面白さがあるように思います。
QSO頂いた各局。どうもありがとうございました。
…
ディスカッション
コメント一覧
JR0GFM/ニイガタYM016 局
この度は、特小10mW DX QSO ありがとうございました!
また繋がりましたら宜しくお願い致します
当方rigはDJ-P24Lでした
ご参考までに当日の運用地の座標を記しておきます
GPSでは165mでした
41.854982, 140.757436
TNX FB QSO DE ホッカイUK29
こんにちは。
コメントありがとうございます。
また昨日はQSOありがとうございました。
正確な移動地の情報もありがとうございます。
距離も修正し、139kmであることを確認しました。
特小で100km超えはテンション上がりますね!
今後ともよろしくお願いいたします。
SVでは交信いただきありがとうございました。
横津岳も強風で、ICB707が吹き飛ぶような状況でした。本州各局とGWでつながることを楽しみにしていたのに無線どころではありませんでした。
貴局が唯一のGWでの本州局でした。下山しながら、ICB680でワッチしていたらいきなり入感してきて、あわてて、声を出した次第です。
また、つながることがあればよろしくおねがいします。
コメントありがとうございました。
またSVでは交信いただきありがとうございました。
絶妙なタイミングでしたね。
またEs等で繋がりましたらよろしくお願いします。