SV2018リベンジか!?八ヶ岳赤岳移動

SV2018は岩木山まで遠征しておいてリベンジもなにもないだろうって話しですが・・・・・。

当初、SV2018は台風さえ来なければ、長野県内のどこかの山に移動する予定でした。

・八ヶ岳 硫黄岳
・北アルプス 焼岳
・南アルプス 仙丈ヶ岳

このいずれかを予定していたのですが、台風直撃によりどこの山も大荒れ。

そのため北上しまくって岩木山まで行ったわけですが。

しかし、CBでの交信局数が5局という不完全燃焼に終わり、やはりもう一度長野県内の山で運用したいと思っておりました。

そんな中、サイタマKM117局が8/1(水)に南アルプスの仙丈ヶ岳に移動され、平日にも関わらず多数の局と交信されたのを拝見し、改めて火がついた次第です。

よし、仙丈ヶ岳だ!

しかし、土曜日に入っていた仕事の終わりが18時、帰宅すれば20時、支度したり色々して家を出て仙丈ヶ岳の登山口となる伊那市の仙流荘に着くのは深夜1時〜2時頃。

あきらめましょう・・・・・。

そこで次に候補に上がったのが八ヶ岳の硫黄岳。

いや、でも、いっそのこと八ヶ岳連峰最高峰の赤岳はどうなんだい?

調べるとコースタイムは4時間ちょっとくらいで山頂に着けそう。

自分の足なら5時間てとこか?

 

そんなこんなで土曜日の仕事が終わって一旦帰宅し、準備して家を出たのが21時。

結局登山口である赤岳小屋に着いたのが深夜1時過ぎでした。

 

というわけで、登山についての詳細はヤマレコのほうにアップしてあります。

八ヶ岳連峰赤岳 美濃戸〜南沢コース〜文三郎尾根〜赤岳〜地蔵尾根〜南沢〜美濃戸 – 2018年08月05日 [登山・山行記録] – ヤマレコ

 

CB中心です。しかも山用として軽量コンパクトなRJ-410ではなく、ICB-87Rでちょっと気合い入りです。
いつもの10mFMはありません。

金峰山と右上にちょっとだけ富士山。

野辺山、清里方面。

蓼科方面。

阿弥陀岳。

茅野市方面かな?

まずはICB-87Rの電源を入れ、8chをワッチするとなんらかの信号が2〜3秒おきくらいの周期でS3くらい振っています。

強い局が入ってこないと8chの使用は難しそう。

そんな中、イワテIW123局のCQがQSBを伴って入感。

コールするもすぐに聞こえなくなってしまいました。

やはり高所からのEsは厳しいものがあります。

6chではRS51くらいでミエAA469局のCQが入感。

伊那市の四日市ポイントでQSO出来るんだから八ヶ岳から出来ないわけがない!と思い、すかさずコール。

しかし、残念ながら届いてくれなかったようで再度CQを出されています。

そこへ私を呼ぶ関東方面の局が!

いやいやいや、今ミエAA469局を呼んでるんだししかも469局がCQ出されてるとこに被せて呼んでこられても困るわけで。

無視してこちらが469局を再度コールするもやはり届いてくれない。

そしてさらに関東局がこっちを呼んでくる!

確信犯ですか?

ある意味高所移動時にはつきものの「おかまいなしに呼んでくる局」。

確かに、呼んでくる局にとってはこちらが呼んでいる局が聞こえないのはわかります。

でもね、こっちは相手のコールサインを指定して呼んでるわけなんだからもうちょっと空気を読んで欲しいものです。

結局469局との交信には至りませんでした・・・・・。

 

交信局(市民ラジオ)

Callsign His RS My RS Rmks(移動地等)
ヨコハマAA238/1 51 53 横浜市港南区
フクオカOC68/1 51 51 さいたま市
ナガノCV622/0 53 53 松本市
ちばCB750/1 52 53 南房総市富山
やまなしFK909/1 55 56 富士吉田市?
ちばBG92/1 51 54 鴨川市
とちぎ4862/1 51 51 群馬県館林市
ナガノDF73/0 54 55 駒ケ根市
ナガノAA61/0 41 42 須坂市峰の原高原
いばらきSA634/1 51 52 茨城県鉾田市

 

CBが一段落したところで、山ラン用として1200MHzを運用。

今回はC701に1λヘンテナです。

交信局(1200MHz)

Callsign His RS My RS Rmks
JE0PDJ 56 51 上伊那郡南箕輪村
JA0PZI 59 59 上田市

 

さて今回、あえて市民ラジオ中心で運用してみました。

ここ最近の山岳移動では大抵10mFMを持ってきており、山ランやSOTAのノルマ達成の為に10mFMを中心に運用することが多くありました。

しかし、以前のような山岳での市民ラジオ中心の運用に比べてなんか違うなーと思っていたのです。

自分が最高に面白いと思う山岳での無線の運用じゃないんじゃないか?

それを確認させられたのが、昨年の「2日続けて山岳移動」シリーズでした。

これは完全にSOTAを意識し、一座4局以上QSOするというノルマを達成することに集中しました。

その結果・・・・・面白くない。

確かに、山頂で無線をすることは面白いのですが、運用する山頂の数と一座4局というノルマに追われ、山そのものを楽しめない。

そしてほぼアマチュア無線だけの運用になるので、市民ラジオ独特の楽しみがなくなるわけです。

周波数が近い29MHzFMで運用しても、飛びとかはそれに近いものがありますが、でもやっぱり違うんです。

山頂で市民ラジオ中心にやってた数年前のほうがずっと面白かった気がしてました。

ある意味今回はそれを確認する為にアマチュア無線はQRPpのC701だけにし、10mFMのAZ-11は置いてきました。

もっとも、あまりにもキツイ山なのでとてもじゃないがAZ-11まで持っていくことは困難でもありました。

仮にAZ-11も持っていったとした場合、CB機は今回のICB-87Rではなく、それよりもアンテナが短く小型のRJ-410になっていたでしょう。

アマチュア無線の割合を少なくする分、市民ラジオに集中できるのです。

特に時間が限られた山頂では、あれもこれもと手を広げるのではなく、自分の好きな種類の無線を中心に運用すべきだとつくづく思いました。

今回八ヶ岳ということで、10mFM的には山梨各局や関東各局、そして伊那・飯田各局と十分QSOすることが出来たかと思いますが、そこは10mFM各局にはお詫びいたします。

基本的に自分はEsによるQSOよりも、GWによるQSOのほうが好きなので、500mWとロッドアンテナ同士でどこまで飛ばせるかということにとても興味があります。

それを時間の限られた山頂で思う存分楽しむには市民ラジオ中心で行くしかありません。

「荷物が重くなるから」というのも理由の一つですが、それ以上に「時間がない」のです。

今回これだけ市民ラジオにてQSOでき、やっぱり市民ラジオは最高に面白い!と再確認しました。

ロッドアンテナと500mW出力同士ということはもちろんのこと。

AM独特のノイズの中で微かに聞こえる声に全神経を集中して聴き取ることや、各chに渡って広がって聞こえる違法局の混信の中から聴き取ること。

8chしかないチャンネルを行ったり来たりして誰かの声が聞こえないか探したり。

東南アジア系?と思われる海外局の信号で改めて「短波帯」であることを感じたり。

等々まだまだ書ききれない市民ラジオならではの面白さ。

 

今後の山岳移動も市民ラジオ中心で行くと思いますが、10mFMはもう持っていかないと言うわけではありません。

9月の10mFMの一斉移動(伝搬実験)ではまたどこかの山頂を予定しています。

その時はもちろん10mFM中心で楽しみたいと思います。