【二日続けて山岳移動2日目】北奥千丈岳・金峰山山頂移動
前日は湯ノ丸山から下山し、そのまま川上村を経由して狭くて岩だらけのダート道を上り、北奥千丈岳と金峰山の登山口である大弛峠へ向かいました。
大弛峠に着いたのが深夜0時。一歩遅かったようで駐車場は満車。
仕方なく川上村側の砂利道に車を止めて車中泊。
しかし、両隣につけた車がアイドリングをやめず、結局睡眠時間が約2時間という状態で北奥千丈岳と金峰山に向かいました。
そのあたりも含めて詳しくはヤマレコに書きましたのでよろしければご覧下さい。
まずは北奥千丈岳へ向かいます。
北奥千丈岳は今からちょうど3年前に行っており、それ以来となります。
(当時の記録を探したのですが、忙しかったのかこのブログには記録されてませんでした。)
途中で振り返ると金峰山が。
前国師岳の手前ではカメラマンさんがたくさんいました。どうやら富士山撮影のベストポイントのようです。
そして前国師岳に到着。
おもむろにAZ-11を取り出し、アンテナ繋げてCQ CQ…
7K1ARR/1モービル高崎市とQSO。
これで山ラン1カウント。
QSO終わってまた歩き出します。
20分くらいで北奥千丈岳到着。
3年ぶりです。
実は3年前、故とうきょうMF33局が特小レピーターを設置され、スケジュールの都合で冬までの回収が難しくなり、春を越してしまうとのことだったので、私が志願してレピーター回収に名乗り出たのでした。
レピーターが設置されていたのはこの木です。
MF33局、また来ましたよ。
特小レピーター設備一式は、翌年のハムフェアでMF33局にお返しするという約束だったのですが、それを待たずして旅立たれてしまいました。
この木のすぐ近くの岩の上に陣取り、無線機並べて店を広げました。
まずは10mFMにてCQを出すと、おなじみの1エリア各局よりお声を頂き、あっという間にSOTAノルマの4局達成。
せっかくCBも持ってきたのでCQを出すと、小富士移動局よりコールを頂きRS55/55でQSO。
ふと周りを見渡すと、なんと私以外でも2局の方がハンディー機とホイップアンテナでCQ CQとやっているではないですか!
しかもそのうち一人がYLさん(しかも若い!)
おそらく2mと430でやってらしゃるのかと思います。
この岩の上からしらじらしく呼んでみようかとも思いましたが、先を急ぐので一旦QRT。
そして金峰山へと向かうのでした。
一旦大弛峠へ戻り、そこから金峰山方面へ向かったのが10時ちょっと前。
標準コースタイム通りに行けば13時くらいには着きそうです。
朝日岳手前の岩場から見た国師ヶ岳と北奥千丈岳。
さっきまでそこにいました。
JG1DGZ局より呼んでいただきました。
金峰山へは何度も登られているそうで(20回くらい?)、いろいろとアドバイスを頂きました。(ありがとうございます)
山ランで朝日岳を稼いだところでまた出発。
コースタイムでは1時間半となってましたが、DGZ局のおっしゃる通り1時間ほどで金峰山山頂に到着。
あれが噂の五丈岩ですか・・・。
デカいし誰か登ってる人いるし・・・・・。
デカい・・・・・。
山頂標のある近くの岩の上に登り、まずは腹ごしらえ、そして無線機を出して店を広げたのが13時過ぎ。
まずはAZ-11でバンド内チェック。
29.26MHzでどなたかがQSOされてたので29.24MHzをしばしワッチ、そして周波数チェック。
使ってないようなので29.30MHzでCQ CQ…
あとでわかったことなのですが、この時29.26MHzでQSOされてたのは長野県南佐久郡大山(2225m)?十文字山(2072m)?のどちらかに移動されてたJH1RVX局だったようです。
富士山の時のようにしばらく待ってワッチしてみるべきでした。
結局その後RVX局とのQSOは叶わず。
山頂同士でQSOしたかったのですが、残念です・・・・・。
10mFMにて、まず呼んでくださったのがJG1DGZ局。私がなかなか金峰山山頂から出てこなかったのでずっと待ってて頂いたようです。申し訳ありません。
無事に登頂の報告をさせていただきました。
その後、JF1NLH局とQSO。NLH局とは2009年の対馬移動の時に10mFMで繋がって以来でした。
その後何度か10mFMでCQを出すも誰にも呼ばれず。
430MHzにてCQを出して北杜市の局とQSOしていると、ワッチしていたCB3chでチャンネルチェックの声が。
この日は板橋ロールコールが北岳で行われるためずっとワッチしていたのでした。
久々に板橋ロールコールにチェックイン!
北岳と金峰山は見通しのはずなのですがイマイチ状態が良くないようで、こちらが金峰山山頂であるということがなかなか伝えられず、結局移動地不明のままでチェックインとなりました。
残念・・・。
時間も押し迫り、まだ3局しかできていないのでこのままではSOTA的にはポイントにならないのでしつこく10mFMでCQを出していると、7M1QNJ/1局よりコール。
しかし、PTTを押すとすぐに電源が落ちてしまう・・・・・電池切れです。
じゃーん!こういう時のために予備バッテリーを持ってきたのでした。
バッテリーを入れ替えて無事にQSO。
その後、埼玉県蓮田市の局とQSOし、無事に5局QSOとなりました。
14:20、急いで下山です。
コースタイム通りなら16:30には大弛峠に着けるか!?
ちょっと急ぎ目に歩き、鉄山(くろがねやま)の脇を通りながら鉄山山頂も寄ろうかどうしようかと迷いながらその場で地図を広げ、登山道から山頂までは5分もかからないんじゃないか?と判断し、鉄山への道を進みました。
確かに5分ほどで鉄山到着。
まずはいつものようにAZ-11で10mFMにてCQ CQ…..
誰からも呼ばれない・・・・・。
ならばと1200MHzでCQ CQ…..やっぱり呼ばれない。
430MHzでCQ CQ…..ダメ。
145MHzでCQ CQ…..マジか、ぜんぜん呼ばれない・・・・・。
1200MHzはアクティビティーが低いから誰も聞いてないのかもしれないけど、430MHzや144MHzで誰も聞いてないということはないはず。
山移動局はもう珍しくもないのか?鉄山と聞いてもピンと来ないから呼ばないのか?それとも280mWじゃ飛んで行かないのか???
などと思いながら、ふと思い浮かんだのがCQに280mW送信というフレーズを付けること。
「CQ 430、こちらはJR0GFM/1山梨県甲府市くろがね山山頂移動。QRP280mW送信です・・・」
その一言を付け加えた途端、2局から呼ばれました。
なるほど、280mW送信と付け加えるほうがインパクトがあるようです。
まずは神奈川県相模原市の局とQSO。
実は何度か10mFMにて近距離Esで繋いで頂いている局でした。
距離を測ると80kmほど。
280mWで80kmも飛べば充分です。
他にどなたかから呼ばれてましたが、もう既にQRTのご様子。
お待たせしてしまってすみませんでした。
これで山ランとしては前国師岳、朝日岳、金峰山、鉄山の4座分カウント。
一日で4座は大きいです。
時間はもう15:30、急いで下山です。
17:10、無事に大弛峠到着。
各山でのQSOの結果。
前国師岳(2,570m) 山梨県山梨市
周波数 | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
29MHz FM | 7K1ARR/1 | 59 | 55 | 群馬県高崎市モービル |
北奥千丈岳(2,601m) 山梨県山梨市
周波数 | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
29MHz FM | 7M4HXT | 59 | 59 | 山梨県南アルプス市 |
29MHz FM | JH1TFO | 59 | 59 | 埼玉県比企郡 |
29MHz FM | JR1NVJ | 59 | 59 | 埼玉県越谷市 |
29MHz FM | JP1DMR | 59 | 59 | 埼玉県大里郡寄居町 |
市民ラジオ
バンド | コールサイン | His RS | My RS | 相手局移動地等 |
CB 8ch | つくばKB927/2 | 55 | 55 | 小富士 |
朝日岳(2,579m) 山梨県甲府市
周波数 | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
29MHz FM | JG1DGZ | 59 | 59 | 山梨県甲斐市 |
金峰山(2,599m) 山梨県甲府市/長野県川上村(/0川上村として運用)
周波数 | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
29MHz FM | JG1DGZ | 59 | 59 | 山梨県甲斐市 |
29MHz FM | JF1NLH/1 | 59 | 59 | 山梨県南アルプス市モービル |
430MHz FM | JF1NDT/1 | 59 | 59 | 山梨県北杜市 |
29MHz FM | 7M1QNJ/1 | 54 | 41 | 東京都西多摩郡瑞穂町 |
29MHz FM | JR1PRG | 58 | 46 | 埼玉県蓮田市 |
市民ラジオ
バンド | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
CB 3ch | いたばしAB303 | M5 | 53 | 北岳山頂 板橋ロールコール |
鉄山(2,531m) 山梨県甲府市
周波数 | コールサイン | His RS | My RS | 相手局運用地等 |
430MHz FM | JK1XMR | 59 | 59 | 神奈川県相模原市 |
前日の烏帽子岳・湯ノ丸山移動と含めて、予定通りSOTAとしては40ポイントアップとなり、日本(本州)では36位となりました。
しかし・・・・・、金峰山から下山しながら思ったのですが、山で無線する目的がSOTAだけになってないか?とにかく4局QSOすることだけが目的となってしまい、山の景色とか、どこまで電波を飛ばせるか?という山で無線する醍醐味を楽しめなくなってないか?と思ったのです。
実際今回も、無線を優先してしまったため山からの写真を撮る前に見る見るガスってきてしまい、せっかく見えていた景色も記憶の中に収めるだけになってしまいました。
もちろん山の景色や、山から遠くに電波を飛ばす楽しみとSOTAの楽しみを一緒に楽しむことは出来ますが、今の自分には「4局QSOすること」だけで精いっぱいな感じがしてました。
4局くらいすぐ・・・と思われがちですが、意外にも4局というのはハードルが高いのです。
周波数にもよりますが。
なんでも「ランキング」があるとつい熱が入ってしまいますが、もうちょっと「山を楽しむ無線」について考えてみるいい機会となりました。
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