Super10FM IIとかのレポート結果
はたしてスーパー10FM IIの結果はどのようなものか、というわけで、10m FMにアクティブな局の多い関東各局よりレポートを頂こうとまずは軽井沢へ。
国道146号線を群馬県長野原町方面に向かい、群馬県境よりちょっと手前の峠のてっぺん「峰の茶屋」より運用開始。
バンド内をワッチすると何局かのラグチューが聞こえる。
よく聞くと板橋区固定局や横浜市固定局まで聞こえる。
さすが軽井沢の峠のてっぺんだ。
以下、用意したアンテナ。
1.1/4λフルサイズ(約2.6m、フック基台)
2.Super10FM II(フック基台とハッチバック基台の両方)
3.DIAMOND CR8900(ハッチバック基台)
4.自作10m/6m デュアルバンドヘリカル(たぶんベースはHe-5)(ハッチバック基台)
5.自作モノバンドヘリカル He-4(ハッチバック基台)
1と2は長いので基本的にはフック基台に取り付けた状態で、2のスーパー10FM IIに関してはフック基台とハッチバック基台どちらかに取り付けた状態でそれぞれ試してみた。
まずは受信比較から行うと、それぞれの微妙な差までは確認できないが、ハッチバック基台に付けたそれぞれのアンテナがフック基台に付けたアンテナよりもSにして1つ〜2つくらい上だった。
そして送信レポートを頂くためCQを出すと、安中市の7M3CGN局より呼んでいただく。
上記のアンテナでのレポートを頂いたところ、結果的にはハッチバックに付けたスーパー10FM IIが一番良く、それよりちょっと落ちるかほぼ変わらないくらいで10m/6mデュアルバンドヘリカル、その次にHe-4が良いと言うレポートを頂いた。ちなみにフック基台に取り付けたそれぞれのアンテナはあまり変わりないが、若干1/4の方がいいようだ。
なお、ハッチバックに取り付けたCR8900はフック基台に取り付けたそれぞれのアンテナとほぼ変わらないとのことだった。
He-4のレポートがイマイチだったのはおそらくマッチングが合ってなかった為で、SWRが1.7〜2くらいあるのが原因と思われ、マッチングさえ合っていればさらに良いレポートが期待できたはずだ。
(7M3CGN局、お忙しい中、比較レポートにお付き合い頂きありがとうございました。)
次は小諸市高峰高原に向かってみる。
以前(20年くらい前だったか)、1/4λフルサイズホイップにて上九一色村(当時)モービル局と交信できた実績がある。
CQを出すと深谷市の7K1ARR局よりコールあり。
ARR局とは今年の夏以来だろうか。
さて、まずはフック基台に付けた1/4とSuper10FM IIを比較するものの、強すぎてどちらも59フルスケ(苦笑)
なのでこちらのパワーを落とし、10Wにて送信すると、1/4がRS59、Super10FM IIがRS55というレポートだった。
そして次はハッチバックにSuper10FM IIを取り付けてレポートを頂くと今度はこっちが59フルスケ、ならばとパワーをFT-8900H最小の5Wまで落としたところ、それでもフルスケ。
次に若干の信号低下を期待してCR8900に換えるも、これもフルスケ。
そして10m/6mのヘリカルに交換してやっぱりフルスケ・・・・・。
比較にならないのでこれ以上の実験は諦めた。
(7K1ARR局、ありがとうございました。)
結果として、どうやらハッチバックに取り付けたSuper10FM IIが一番良いようであるが、このアンテナ自体1.95mあり、地上からハッチバック基台までは約1m、そうなると地上からアンテナの先端までは約3mということになり、当初の目的であった「1/4フルサイズでは地上から3mくらいあるのでもうすこし短いアンテナにしたい」という目的からは全く意味のないものとなってしまう。
さらにこれだけ長いアンテナをハッチバックに付けて走行することは基台と車体への負担が大きくなるため、もしどうしても付けるようなら大きめの基台が必要となる。
ということで、どうやらハッチバックに取り付けたヘリカルが一番いいと言う結果になるようだ。
地上高が影響していると思われるが、車体の向きやアースの取り方、はたまた車種や周囲の状況によってもこの結果は違ってくる可能性はある。
さて、しばらくは10m/6mデュアルのヘリカルを取り付けるか、それともHe-4を調整し直すか新たにHe-5かHA-2あたりを作るか・・・・・。
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