元祖TS Production - 露組出張所

QRPありCWあり市民ラジオあり…JR0GFM/ニイガタYM016の節操なきアマチハ無線&CB便り

28MHzAM NASA 72GX NASA 72GX-II

NASA 72GX(72GX-II)の水晶と周波数の関係

投稿日:

(表がはみ出して見えない場合は↑上のタイトルをクリックしてエントリー個別でご覧下さい)

NASAのCB機には俗に小石と呼ばれる送信用と受信用の水晶がそれぞれ4個ずつ、そして親石と呼ばれる水晶が入ってます。
これをロータリースイッチでガチャガチャ切り替えて周波数を決めているのですが、28MHzに改造するにはこの水晶と周波数の関係について理解しなければなりません。

簡単な表を作ってみました。

まずはNASAのデフォルトのCB帯(1F)の水晶と周波数構成です。

10.635MHz(送信)
10.180MHz(受信)
10.625MHz(送信)
10.170MHz(受信)
10.615MHz(送信)
10.160MHz(受信)
10.595MHz(送信)
10.140MHz(受信)
37.600MHz 26.965MHz(1ch) 26.975MHz(2ch) 26.985MHz(3ch) 27.005MHz(4ch)
37.650MHz 27.015MHz(5ch) 27.025MHz(6ch) 27.035MHz(7ch) 27.055MHz(8ch)
37.700MHz 27.065MHz(9ch) 27.075MHz(10ch) 27.085MHz(11ch) 27.105MHz(12ch)
37.750MHz 27.115MHz(13ch) 27.125MHz(14ch) 27.135MHz(15ch) 27.155MHz(16ch)
37.800MHz 27.165MHz(17ch) 27.175MHz(18ch) 27.185MHz(19ch) 27.205MHz(20ch)
37.850MHz 27.215MHz(21ch) 27.225MHz(22ch) 27.235MHz(・ch) 27.255MHz(23ch)

この表からもわかるように、親石1個から小石4個分の4チャンネルを切り替えていることになります。
計算方法としては、「親石 – 小石(送信) = 周波数」となります。


37.600 – 10.635 = 26.965 といことになります。

また、送信用と受信用の各小石の周波数が違うのは、受信用は第二中間周波数455kHzを引いた周波数となり、例えば、受信用10.180に0.455を足すと10.635になるという仕組みです。

以前改造した時は38.890MHzと38.920MHzの水晶に差し替えました。
これで計算すると。

10.635MHz(送信)
10.180MHz(受信)
10.625MHz(送信)
10.170MHz(受信)
10.615MHz(送信)
10.160MHz(受信)
10.595MHz(送信)
10.140MHz(受信)
38.890MHz 28.255MHz(1ch) 28.265MHz(2ch) 28.275MHz(3ch) 28.295MHz(4ch)
38.920MHz 28.285MHz(5ch) 28.295MHz(6ch) 28.305MHz(7ch) 28.325MHz(8ch)

このように、28.255MHz〜28.305MHzと28.325MHzを8chでカバーすることになりますが、28.295MHzが4chと6chに出てきてしまい、実質的には7ch、そしてメインである28.305MHzを除けば6chということになります。またさらに28.315MHzが歯抜けとなってしまいます。

そこで、28.20MHzくらいから28.35くらいまでの間を歯抜け無しで、そしてできれば10chあたりを28.305MHzにできればいいなと思い、計算してみました。

計算その1です。
Excelで計算してそのまんまキャプチャしました。
この場合、親石が38.850MHz、38.890MHz、38.930MHz、38.970MHzの4個と送信用10.595と受信用10.140の小石をそれぞれ10.605MHzと10.150MHzに入れ替えればOKのようです。

で、早速水晶を発注・・・・いや、ちょっと待てよ。
4chにあたる10.140を入れ替えてるわけだからCB帯4chが聞けなくなります。
これでは違法ビーコン(笑)によるコンディションチェックができません。

なので、再計算・・・。

4chとなる10.595(10.140)を元に計算すると28.245ならば38.84になります。
しかし、10.635、10.625、10.615それぞれ10kHz高くなってしまいますので、単純に10KHz低い水晶に差し替えます。
すると、必要になる小石が送信用10.605MHzとなり、受信用はそこから0.455を引いた10.150MHzとなります。
なので、全部で必要な水晶は以下の通りです。

◆親石
38.840MHz
38.880MHz
38.920MHz
38.960MHz

◆小石
10.605MHz(送信用)
10.150MHz(受信用)

以上の6個となります。

計算がかなり複雑怪奇になるかと思っていましたが、思ってたよりも単純でした。
次はいよいよ、NASA 72GX-IIの歯抜け無し改造に挑みたいと思います。

スポンサードリンク



-28MHzAM, NASA 72GX, NASA 72GX-II

執筆者:


  1. はじめまして!
    当局も先日、23ch違法CB機を入手し、10mAM改造を企てています。
    ネット上では「改造しました!」という記事は見受けますが、意外と詳細な情報が記されたページが無いので、GFM局のページは非常にありがたい存在です。
    今後ともよろしくお願いします。

    当方村上市です。可能なら電波でもQSOしたいですね。

  2. JR0GFM より:

    こんにちは。コメントありがとうございます。
    ブログ拝見させていただきました。
    お若い無線家の方が県内でアクティブに活動され、しかもフリーライセンス無線やCB機(車載用)にまで興味を持たれてると言うことで大変嬉しく思っております。

    現在はちょっと思うところあって28MHzAMは辞めちゃって29MHzFMに戻ってしまってますが、また機会があれば1MHz下のAMにも出てみたいと思っています。

    私もNASAの改造(特に歯抜け改造)についてはネットでいろいろ調べまくりました。
    やはり詳細な情報が少なく、またサイトを閉じられてしまったかたも多かったため、出来るだけNASAの改造方法を自分のブログで公開することにしました。

    村上(山北)へはよく行きますので、またその時にでも聞こえてましたらよろしくお願い致します。
    おそらく29.30MHzでCQ出すと思いますが、できれば春までにはAMも出れるようにしたいと思います。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

FT-8900で10m AM運用?

某SNSサイトの28MHz AMのコミュニティーで気になる書き込みが。 「(モービル運用で)AMでオルタネーターノイズが消えない。リグはFT-8900を使っている・・・・・」 ん!?FT-8900?? …

no image

気合いを入れてボンディング(その2)

はいみなさ〜ん。 というわけでね、前回の続きです。 前回はエンジンルームをボンディング(アーシング)しました。 さて今回はいよいよアンテナ基台からボディへのアース接続からボンディングについて。 まず、 …

no image

気合いを入れてボンディング(アーシング)

はいみなさ〜ん。 ちょり〜っす。 つうわけでね、今日はちょっと雨模様ですが。 まずはこの動画をご覧下さい。 ちょっと長いですけど、ものすごい参考になります。 その他、こちらの投稿者さんのアンテナ関係の …

no image

NASA 72GX IIに27MHz帯を送信禁止に改造してみた

続くNASA 72GX IIネタです。 28MHzに改造したのはいいのですが、やはりコンディションチェックにCB帯が聴けたらいいですね。 しかし、そのままCB用の水晶を戻してしまったら27MHz帯も送 …

no image

NASA 72GX-IIの28MHz化改造

以前、NASA 72GX (Part1)を28MHzに改造しましたが、今度は72GX IIの改造です。 届いた72GX II。なかなか程度は良いようです。 早速カバーを開けて中をじっくり観察。シビレま …

1996年対馬移動
■1996年対馬移動時のQSL

1983年6月開局。
29MHz FMと6m、そしてHFのCWを中心に活動中。
それと並行して市民ラジオ「ニイガタYM016」も運用中。