1.9MHz/3.5MHz 2バンドDP完成
1.9MHzフルサイズのDPが完成しました。
昨年の春先だったか夏だったか、同じ市内のOM局曰く、「DPも1.9MHzくらい低い周波数ならば多少折り曲げたって平気」とのお話しを聞き、実際そのOM局も敷地自体は7MHzのDPを張れるくらいしかないのですが、そこに全長約75mのワイヤーをジグザグに張っているそうで、SWRも1.5以下に落ちているそうな。
だから1.9MHzで強い電波を送り込んでいる・・・らしい。
とりあえずバターナット+160mオプションコイルがあるからいいや・・・と思っていたのですが、100Wの頃はまぁそこそこ出来ていたものの、QRPにシフトしてから5W+バターナットじゃ全然飛ばないorz
そこで一念発起、フルサイズのダイポール計画。
ついでに3.5MHzのエレメントも付けて2バンドにしてしまおうというわけで、IV線を120m用意しました。
Technorati Tags: 160m, CW, DP, アンテナ
まずは長さを計測。
300/1.910(MHz)=157(m)
157/2=78.5(m)
78.5(m)×0.98=76.93(m)
まぁだいたい77mくらいあればいいでしょう。
一方3.5の場合は41.8mでした。
まずは1.9のエレメント張り作業から。
あっちから引っ張りこっちから引っ張りの状態で、片側は3ヶ所の折り曲げ、もう片側は1個所の折り曲げで済みました。
その作業だけでまずは午前中終了。
ざっとSWRを計ると、1.92付近でばっちりSWR1.3。
今にも1.9でQRVしたい気持ちを抑え(こんな昼間には誰もでてない)、ゆっくりと昼食。
午後からは3.5のエレメント張り作業。
3.5のエレメントは、片側1個所の折り曲げ、もう片側は折り曲げなしです。
なんとか15時過ぎに設置が完了し、今までT2FDで使っていた30m長の長い5D2Vケーブルを繋ぎ、余った分を切って短くしたらだいたい15mくらいになりました。
低いバンドだからロスはほとんど考えなくてもいいのですが、それでもQRPでやるなら念のため。
SWRを計ると、3.52MHz付近が最低で1.5、1.9MHzではさっきよりちょっと上がって1.92付近で1.5となりました。
まぁ十分でしょう。
気になるようならチューナーで落とせばいいし。
さて、まだ1.9MHzの時間には早いので3.5MHzに出てみることに。
横浜市の局とCWでRST599のレポート。
愛知県丹羽郡の局とSSBでRS59をいただき、5Wであることを話したら驚いてました。
さすが、フルサイズの威力です。
そうこうしているうちに外も暗くなり1.9MHzも聞こえてきましたので、CQを出すと次々と呼んでくるではありませんか!
100W+バターナットでは時々ありましたが、5W+バターナットの頃ではあり得ない話。
福井県大野市 RST599
大阪府枚方市 RST599
群馬県高崎市 RST559
愛知県田原市 RST599
まだまだ検証は必要ですが、100W+バターナットでやった場合と大差ないような気がします。
雪で傾斜してしまった28MHzデルタループのマストにロープと卵碍子でエレメントを引っ張ります。
給電部付近のアップ。
左側の2本のエレメントがお互いねじれてしまっているので、ひょっとしたらこれがSWR1.5の原因か!?
バターナットを囲むかのようにエレメントが・・・わかりにくいですね。
ちなみに、関係ないバンドもアンテナアナライザで調べると、6MHz付近と52MHz付近でいい感じにSWRが落ちてました。
チューナーで落とせば6mもいけそうです。
放送バンドは、2485KHzのABCがバターナットではノイズの中だったのが、このDPでSINPO45333くらいで聞こえるようになりました。
BCLでもかなり使えそうです。
あとは時間があれば7MHzのエレメントも付けたいところですが、今は夜になればジャミングがやかましいので、暖かくなった頃にやってみようかなと。
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