FT-102 AMでの了解度の上がる変調
今朝は7時過ぎから10mのコンディションが上がっており、FMはさらっと聞いてみて、28.305MHzに行きAMにてCQ(笑)
すると函館のJK8IFW局からコールを頂いた。
NASA 72GX II改造のFBな変調だったので10mAMのベテランと判断し、こちらのFT-102の変調についてモニターしていただいた。
FT-102でのAM運用は、取説通りにIC(カソード電流)が100mAになるようにDRIVEを調整すると出力が5W位しか出なくなってしまうので、ICの表示に誤差があるのかと思い、IC150mAくらいにして出力15〜20W位で運用していた。
しかし、この状態でモニターしていただくと、信号は強いのだが変調が浅いとのこと。
と、ここまで聞けば単純にMICゲインを上げてしまいそうだが、IFW局は親切にも調整手順を教えていただいた。
- まずは出力を今の1/4に下げる。
- 続いてMICゲインをめいっぱい上げる。
- これでOK
とのこと。
「えっ、いきなりそんなにパワー下げるの!?」「マイクゲイン最大!?」と自分のAMに対する概念の中ではありえないアドバイスだったが、指示通りにやってみた。
まずは出力を4〜5Wくらいに下げる。
ここでICの表示がちょうど100mAとなった。
取説どおりである。
そしてマイクゲインをめいっぱい上げてみた。
そしてレポートを頂くと、さっきよりは信号強度は下がったもののずっと了解度が上がったとのこと。
FMは周波数変調なので出力を上げればいいのだが、AMは振幅変調なので出力よりも変調が大切とのこと。
出力ばっかり上げてマイクゲインを上げてたら、帯域は広がり音もひずむが、100W機であれば5Wくらいの出力でマイクゲインを上げたほうがずっと了解度は上がるようだ。
まさにAMは技術的なモードであることを実感した。
これは面白いかも。
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