FT-102入手

先日のエントリーでも書きましたが、100W復活に向けた水面下の動きとして、実はFT-102を狙っていたのでした。
FT-102、発売された当時は私が中学生のころで、ちょうどアマチュア無線に興味を持ち、そして国家試験を受けてあとは開局のための準備としてひたすらBCLなんていう時期でした。
購読していた「初歩のラジオ」誌の裏表紙を飾っていたこの無線機ですが、貧乏学生の自分には高嶺の花どころか、全くもって眼中にありませんでした。
でも、こんな無線機で無線がやれたらいいなーと心の底で思っていたのは確かです。
2005年、一時辞めていたアマチュア無線をまた復活しようとハムショップをいろいろ見て回った中に、とあるショップでFT-102の中古が置いてありました。
79,800円でした。
おそらく実物を見たのはこれが初めてだったと思います。
20年の月日を経て初めて目にしたFT-102は、それはもう大きく惹かれるものがありました。
2つのアナログメーターが印象的で先進的なデザインは今でも十分通用し、FT-101のようなノスタルジックさがありません。
だけどそう見えても終段が真空管という大どんでん返しのような設計。
もうまさに80’sな無線機ではありませんか。
ナウいです!
ナウなヤングにバカ受けです!
もう、ほとんどビョーキの世界です!(意味なし)
しかし、大いに惹かれはしましたが、カムバックの無線機としてはちょっとどうかと。
しかも、79,800て・・・・どんだけボッタkur・・・。
結局その後、他ショップにてFT-1011を75,000円で見つけ、それでカムバックしたわけですが。
そしてカムバックから3年後、QRPオンリーでやるぞ!と意気込んでFT-1011も手放し、FT-817NDだけで1年間やってみました。
しかし、時々見るFT-102。やはりあの時見た衝撃は忘れられません。
1年間QRPやって、そしてまた100Wへと方向転換しようと、そしてどうせやるならFT-102で、しかもあえてジャンクを入手してそれをレストアしようじゃないかと。
そんな計画を進めながらヤフオクをウォッチすること数週間、ようやく程度も金額もちょうどよさそうなものが出てきて、めでたく落札。
説明もあまり無く、ただジャンクってだけで、開始価格がいきなり25,000円なんて誰も入札しませんよ(笑)
そんなFT-102が届きました。
あぁあこがれのFT-102(涙)
電源は入るけど、メーターの片側のランプが点きません。
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でもコンコンと叩けば点くようです。
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ケースをはぐってみました。
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きたない・・・。
これが件のリレーですね。
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当然まだ交換してません。
裏側を見てみます。
AM/FMユニットが付いていたら儲けもの。
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やっぱりなかったorz
地道に探すか、AM/FMユニット付きのジャンクを入手するか・・・。
求む!FT-102 AM/FMユニット!
オプションのフィルターは入っていません(泣)
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ファイナルには余裕の6146Bが3本。
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ドライバー球の12BY7A、オレンジ色の光がたまりません。
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確認されてる不具合。
感度が悪い:
これはこの機種おなじみのトラブル。
F社のリレーが不良(というか、この設計には合わなかったみたい)で、オムロンの同型に交換すればその後も問題なしとのこと。
メーターランプ片側点灯せず:
接触不良かメーターそのものの交換が必要か。
18MHz、24MHz、28MHz帯送信できず:
WARCバンド改造してないのかな?でも28MHzも送信できない(というか、電波が出ない)のは悲しい・・・。
というわけでようやく憧れのFT-102を入手できたわけですが、このような状態なので、のんびりとレストアして行こうと思います。
それと同時に、流してしまった100W固定局の免許を申請しないと・・・。

FT-102

Posted by JR0GFM