警察に停められた

糸魚川の海岸線沿いの国道を快適に走行中、5台くらい後ろにパトカーがついているのに気付く。
まっすぐな道に来た途端、そのパトカーが赤色灯を回しながら次々と追い抜いてくる。
「ん?なにか事件か?」と思いながらハザードを出して路肩によけると、なんと私の車の後ろにつくではないですか!

スピードは出してないし追い越しもしてない、国道だから一時停止なんてないし信号だってさっきちゃんと赤で止まった。携帯だっていじってないし・・・まさかこの車、知らないうちに盗難車にでもなってたのか???いや違う違う・・・・・。

いろんな思いが頭の中を駆け巡り、そして一つ思ったことが・・・・・。

アンテナが怪しい

そのまま路肩に停めると、お巡りさんが4人くらいゾロゾロとパトカーから降りてきて職務質問キター。

警官「あのー、ちょっとすいません、このアンテナなんですけどねー」

あぁ、やっぱりアンテナだorz
自慢の自作のヘリカルHA-2号。
釣り竿に銅箔テープをくるくる巻いて作ったんだぜ!
見た目はダサダサで一歩間違うと珍走団の竹槍になっちまうんだぜ!
だけど、違法CBのアンテナそっくりなんだぜ!
いや、自慢できることではないorz

私「ああ、これ、アマチュア無線のアンテナです」
警官「そうですか?念のためアマチュア無線の免許証見せてもらえますか?」

しかしそこは狭い路肩、警官達のすぐ後ろで大型トラックがよけながら行き来している。
警官が職質中にトラックにはねられたらシャレにならない。

私「いいですけど、ここちょっとあぶないんで、前の方の広いところまで移動します?逃げませんので(笑)」
警察「そうですね、じゃあお願いします」

と言って一人の警官が猛ダッシュで100mくらい先の駐車帯に走る。
私はそれについてゆっくり駐車帯入り。

ダッシュボードから無線局免許状を出して見せる。

警官「そうですね・・・・・、もう一つありますよね?」

お、この警官知ってるな、だけどそのもう一つの免許というのが無線従事者免許証という名称ということは知らなさそう。

私「従免ですか、すいません、家なんです」
警官「そうですか、本来ならばそれもないといけないんですけどね」
私「運転免許証じゃダメですか?」
警官「んー、じゃそれ見せてください」

それでもいいんかい!

というわけで、運転免許証のコピーを取られて返却。

警官「最近、パーソナル無線の取り締まりが厳しくなってまして、こういう長いアンテナは申し訳ないんですが停めさせていただいてるんです。」
私「そうですよねー、このアンテナは違法CBのアンテナと見分けつきませんからねー」
警官「いやぁ、まぁ、そうですね・・・無線機はこれですか?」
と言って車内の無線機を見る。
警官「えーっと、5桁の表示ですね」(何がだよ!!!)
警官「メーカーはどこですか?」
私「スタンダードです」
警官「スタンダード・・・・」とメモ。
警官「これは、『スペシャル』とかにはなりませんよね?」
私「え?スペシャル?」(わかっててとぼけてみた)
警官「えーっと、改造してあって地下チャンネルとかが有るとか」
私「いや、これはアマチュア無線機ですからそんなことできませんよ(笑)」
警官「そうですか(笑)、じゃぁ、今度からはもう一つのほう(従免のこと)も持ち歩くようにしてください」
私「はい、わかりました」

というわけで、解放されたわけですが。
4人の警官に囲まれて、国道沿いで職質を受けてるのって、いやなもんですねー。

だけど、正直なところ、いつか停められるだろうと思ってちょっと期待していたところもありました(笑)
ヘリカル付けて停められるなんて、ある意味10mマンとして誇りに思うべきと思うのは私だけ?

10mFM, Antenna

Posted by JR0GFM