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10mFM Antenna

【10mFM】2.5m長ロッドアンテナの製作と他のアンテナとの比較

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先日の富士山剣ヶ峰移動にて大活躍だった2.5m長1/4λロッドアンテナの詳細について解説させていただきます。

まず、2.5mもの長いロッドアンテナですが、こちらから入手しました。

Radio Dream Webshop 1号店

2本セットになっていますので、1本は予備、または2本でDPにしても良いかもしれません。

2.5mロッドアンテナ

なお、他のネットショップやオークションでも2.5mのロッドアンテナとして販売しているところがありますが、アンテナ底部がM8のメスネジが切ってあるものは私が調べた限りこちらのショップだけです。他のショップではオスネジになってますのでそのタイプだと使えません。
(ちなみに、2017年9月27日現在、Googleで「2.5m ロッドアンテナ」のキーワードで検索すると一番上に出てくるサイトで売ってるロッドアンテナが「オスネジ」の使えないものですのでご注意下さい)

さて、入手したはいいけどどうやってコネクターに繋げばいいのか?いろいろ考えて考えて・・・・・実は1年くらい放置してました・・・。

で、とりあえずホームセンターで見つけたのがこちら。

ネジ

M8のネジが切ってある棒です。

とりあえずロッドアンテナ底部と合うことを確認しました。

2.5mロッドアンテナ

さて、ここからが問題。
コネクターに刺さるようにするためには加工が必要です。
金属の加工なんてやったことないし、グラインダーなんて持ってないし・・・・・。

で、ここでまた数ヶ月放置・・・・・。

そしてホームセンターで見つけたのが、ディスクグラインダー用の切断砥石とオフセット砥石(鉄工用)とそれをグラインダーにはめるもの。
鉄工用砥石

グラインダーは持ってませんが電動ドリルなら持っていますので、これを電動ドリルの先に付けてみました。
(本来の使い方ではありませんのでケガの元になります。絶対マネしないように。)

これでM8のネジ棒の先を削り、10D用のM型コネクターの芯線の穴に入る大きさにします。

そして削ったものをコネクターに差してみながらちょうどいい長さに切断します。

ロッドアンテナに差してみて長さを確認。

そしてコネクターに差して芯線の部分を半田付けし、再度ロッドアンテナに差して確認。

さてここで、ロッドアンテナとコネクターのアース側との絶縁ですが、当初エポキシ系の接着剤でも流し込もうかと思っていましたが、こうやって差してみると案外ギリギリなんです。そこで思ったのが、ゴム系の板みたいなのはないものか?と。

ありました!車のルーフレール基台に付属していたルーフレール保護用の長方形のゴムです。
それをロッドアンテナの円周の長さに切ります。

バッチグーです!

これならコネクターからの取り外しも出来ますので、気分によって2本でダイポールにするのもおしゃれですね。

 

M型→BNCの変換コネクタを付けて完成です。

2.5mという長さなのでなかなか全体を撮影した写真がないのですが、先日の富士山剣ヶ峰での写真をばもう一度。

隣のCB機RJ-410のロッドアンテナ136cmと比べてもかなり長いことがわかるかと思います。
これに2.5m長のラジアル線を付けて運用します。

富士山剣ヶ峰でのAZ-11

 

さて、実際の使用感はどうなのか?そして他のアンテナと比べた場合はどの程度違うのか?
まず、使用感としては、長いので振り回すことが出来ません。
山頂でも風が強い時なんかはこれで運用するのは厳しいでしょう。
また、AZ-11のBNCコネクター部分も、本来は純正のヘリカルかロッドアンテナ(133cm)を繋ぐことを想定していますので、このような長いアンテナで負荷のかかる運用は想定していないはずです。なのでそれだけコネクター部分に負担がかかるはずですのであまり乱暴な扱いはしないほうが良いでしょう。

そしていよいよ実際のアンテナ比較テストです。

場所は1エリア局と必ず繋がる渋峠群馬県側にて行いました。
できるだけ同じ条件になるように、1/2λ電圧給電釣り竿アンテナ(エンドフェッド)使用の時は同軸ケーブルの長さが許す限りできるだけアンテナから離れる、ロッドアンテナ使用の時は一旦エンドフェッドの釣り竿を縮め、同じ場所で行います。

まず一回目、1/2λ電圧給電釣り竿アンテナ(エンドフェッド)とこの2.5mロッドアンテナの比較を、埼玉県久喜市のJA1PHJ局よりレポートを頂きましたところ、双方とも大差ないとのレポートを頂きました。

 

そして数日明けて二回目、同じく渋峠群馬県側にて、埼玉県寄居町のJP1DMR局より、詳細なレポートを頂きました。

AZ-11 0.5W送信

1/2λエンドフェッド S5
AZDEN純正ロッドアンテナ S3
2.5m長(1/4λ)ロッドアンテナ S7

なんと、1/2λエンドフェッドよりも良いレポートを頂いております。

もちろん1/2λエンドフェッドのSWRは1.5以下に落としてありますが、むしろ2.5m1/4λロッドアンテナのほうはSWRがどうにもうまく下らず、1.5〜2くらいあるような状態です。

ちなみに、ロッドアンテナのアース部分にクリップで繋いでいるラジアル線をはずすとS3くらいまで落ちてしまうようです。

これらの比較実験は様々な条件で変わってくるかと思いますが、少なくとも1/2λ電圧給電エンドフェッドとの比較では、「同じくらいかより良好」なようです。

山頂で運用するために1/2λエンドフェッド一式(釣り竿、ACコードのエレメント、給電部、同軸ケーブル、ビニールテープ)を担ぎ、山頂でこれらを組み立て、そして撤収時に片付けるという手間を考えると、ロッドアンテナとラジアル線を繋いですぐにオンエアできるというメリットはかなり大きいものです。山頂ではありとあらゆる条件で「釣り竿を伸ばす」ということがなかなか出来ない場合があり、ロッドアンテナを伸ばすのが精いっぱいということもあります。

これからの山岳移動ではこのロッドアンテナとラジアル線のセットで飛ばしたいと思います。

アンテナ比較実験にお付き合い頂きましたJA1PHJ局、そしてJP1DMR局には心より御礼申し上げます。

 

 

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1983年6月開局。
29MHz FMと6m、そしてHFのCWを中心に活動中。
それと並行して市民ラジオ「ニイガタYM016」も運用中。